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interview 03

共に育むこと=「共育」を大切にして
子どもと一緒に大人も学び成長できる創造性豊かな
場作りを目指しています。

インタビュー参加者 インタビュー参加者

  • 依田
    依田

    共育事業部部長 / 講師
    / 教材制作担当

  • 阿部
    阿部

    講師/教材制作担当

  • 石井
    石井

    PLAY&CRAFT
    主任研究員

  • 曽根原
    曽根原

    PLAY&CRAFT
    受付・広報担当
    / あそび本部
    総務・経理担当

  • 西川
    西川

    講師
    / 教材制作担当

※インタビューをした2021年10月時点での役職、勤務年数となります。

東京のゲーム会社でありながら、なぜ長野にも拠点があるのでしょうか?

依田

そもそもの始まりとして、代表の大手が子育てのために長野に移住するのをきっかけに支社を立ち上げることになったという経緯があります。長野ブランチ(ブランチとは「本流から枝分かれしたもの」という意味で、支社の事)ができるにあたり、東京の本社で既にスマートフォンアプリのゲーム開発をしているので、同じことをやるのはもったいないと。そこで、今までゲーム開発で培ってきた技術やノウハウを生かして子どもたちに向けてなにか出来ないかということでスタートしたのが、長野ブランチの共育事業である「未来工作ゼミ」になります。

どのように事業が展開していったのでしょうか?

依田

母体がゲーム会社なので当初始めたプログラミング学習との相性はすごく良かったんですが、試行錯誤していく中で、画面の中の出来事だけで物事を推し量ることが子どもたちにとって果たして良いことなのか、それは違うんじゃないかということに気づきました。その気づきから、どういう方向性で進めていくべきなのか再検討していく中で、マサチューセッツ工科大学(MIT)のキュレーターの方との繋がりが出来て、見学に行くことになりました。MITのあるボストンの街ではプログラミングだけをやっているわけではなくて、プログラムやコンピューターと言うものを一つのツールとしたアートやエンタメ、ものづくりを学べる教室がたくさんあったんですよね。そういう環境を目の当たりにして、「これからの未来に向けて学ぶべきもの」が認識できました。こうして事業としての主軸が定まり、共育の現場として「PLAY&CRAFT」という教室が出来たという流れがあります。

しっかりとした主軸があることで、様々な方向に派生する「ブランチ」が育っているんですね。

依田

現在、長野ブランチでは未来工作ゼミでの教室(会員は小学生を中心に100名ほど)や各種イベント、学校での出張授業を通して、子どもたちにものづくりを通して得られる喜びや学びを提供させていただいています。その中で、こちらから一方的にボールを投げるのではなく、子どもたちの興味のあることを大人側が受け取ってそれを共に育むこと=「共育」ということを心がけています。

現在の長野ブランチの社員数や勤務体系は?

依田

長野ブランチは10名弱で運営しています。東京の本社がリモート中心なのに対して、こちらは半分リモート半分出勤という形ですね。代表の大手もずっとオフィスにいるわけではなく、在宅勤務をしていたり、時には連絡が山の上から来たりします(笑)

メンバーの○割が長野県外出身。能力やライフステージに合わせた柔軟な働き方を実践しています。 メンバーの○割が長野県外出身。能力やライフステージに合わせた柔軟な働き方を実践しています。

それぞれの入社のいきさつや担当業務を聞かせてください。

依田

私は入社して8年になるのですが、それまでは地元長野の企業でシステムエンジニアを7年ほどしていたんです。30歳を機に転職を考えていた時に長野ブランチができることになって、ローンチのタイミングで入社することになりました。共育事業部部長という肩書きでメンバーを統括しています。また、出張講座の講師や教材の開発も担当しています。

阿部

出身は大分なんですが、大学進学で長野に引っ越してきました。大学卒業・就職の時期と長野ブランチ立ち上げの時期が重なり、「面白そうだな」と感じて入社しました。担当は依田と同じく講師や教材の開発になりますね。

石井

私は千葉出身で、入社は6年目になります。入社したきっかけは、アソビズムで働いている友人がいて。以前から色々な催しにも参加させてもらっていて、「楽しそうな会社だなぁ」と思ってたんです。そのような縁と自分の転職のタイミングが合って入社しました。ゲーム会社で、デジタルが苦手な自分に何ができるの?と思っていましたが、現在は「PLAY&CRAFT」主任研究員という肩書きで働かせていただいています。横町LABOという場所でやっていて、研究所の意味合いもあるのでスタッフはみんな自分の好きなことを研究する研究員という立ち位置になっています。私は縫製や販売など、アパレル系の仕事をずっとしてきたということもあって裁縫をメインにしています。また、去年から子どもたちと取り組む劇団が始まったのでそちらも担当しています。

曽根原

入社は2年前なんですが、長野に来たのは10年以上前です。出身は埼玉で、結婚を機に夫の地元である長野に移住しました。長野に来てしばらくはパートや時短勤務で、今は小学生の子どもを2人育てながら正社員として働いています。「PLAY&CRAFT」の受付・広報と、今までの事務の仕事の経験を生かしてあそび本部の総務・経理を担当していますね。

西川

入社してちょうど1年になりますね。出身は長野なんですが、千葉の大学を出てから東京のゲーム制作の専門学校に4年間通って、いざ就職となったときになかなか上手くいかなくて。1年くらい実家で過ごしていたんですが、縁あって入社することになりました。依田と阿部の指導を受けながら出張講座を企画したり、「PLAY&CRAFT」で子どもたちとものづくりをしています。

どのような働き方をしていますか?

依田

出張講座などで変則的な部分はありますが、午前中は出社、午後は在宅で開発作業をしています。会社の近くで1人暮らし中なんですが、リモートワークのために自宅にモニターを2つ用意したり、作業環境を整えました。

阿部

基本的には出社と在宅の半々ですね。私事なんですが最近子どもが生まれまして。子どもの世話もしつつ在宅で自分のペースで仕事ができるのがとてもありがたいです。生活と仕事のバランスが取れているように感じていますね。

石井

私は在宅で仕事をできない人間でして…。最近牟礼(むれ)に新しくオフィスができたのでそこで仕事をしたり、オフィスの前に畑もあるので畑仕事をしたりしていますね。

曽根原

教室のある日は午前中に在宅をして、お昼休みに夕食づくりなどの家事を済ませて午後出勤しています。教室のない日はその逆ですね。今まで時短やパート勤務だったのですが、正社員になって自分のペースで仕事をできるのが助かっています。代表の大手が子育てと仕事の両立に理解があるので、子どもたちの病院や用事のために仕事の調整ができることは本当にありがたいですね。また、家族も私がここで働いていることを誇りに思ってくれているので励みになります。

西川

家だと怠けてしまうので、基本的には出社して仕事をしています。最近は水曜日に石井とともに子どもたちと劇団に取り組んでいますね。演劇の経験があるわけではないのですが、大学の時にサークルで軽音楽をしていたというのもあって、練習したものを発表するという体験を子どもたちと積み重ねています。

長野での暮らしはいかがですか?

阿部

長野に来て10年以上経つのですが、変わったことと言えば旅が好きになりました。温泉が好きなので、色々巡って楽しんでいます。また、街中から少し離れるだけで山々や高原がすごく綺麗なのは大きな魅力だと思います。

石井

私は千葉出身なので、地元に比べると長野はすごく治安が良いと感じましたね(笑)シェアハウスに住んでいるんですが、そこのメンバーと山や川に行ったりして自然を満喫しています。

自分のやりたいこと・好きなことを通して子どもたちと関われることにやりがいを感じます。 自分のやりたいこと・好きなことを通して子どもたちと関われることにやりがいを感じます。

長野ブランチで働いていて感じるやりがいや、自分自身の変化を聞かせてください。

依田

物事の見方が変わったように思いますね。大人とか子どもとか年齢による線引きをするのではなく、それぞれに得意なこと、苦手なことがあって。大人であっても子どもであっても「すごいね、どうやったの?」とお互いに聞くことができる、尊敬しあえる関係の大切さを知ることが出来ました。

阿部

こちらから教えずに、自分の力でクリアしようという気持ちをいかに引き出せるかを大切にして教材を制作立案しているので、子どもたちがこちらの予想を上回るようなものを仕上げてくれたときには「やったぜ!」と思います。あと、「大人の面白い」と「子どもの面白い」は大きく違わないということが分かりました。「子どもだまし」だと面白いゲームは作れないと知ることが出来たのは大きいですね。

石井

私、もともと子どもが苦手だったんです。でも働くうちに子どもたちの根っこにある純粋さに気づけて。子どもたちと仲良くなれて、いい関係性を築くことができるようになったのが嬉しいですね。また、私の場合は裁縫なんですけど、自分のやりたいこと・好きなことを通して子どもたちと関われることにやりがいを感じます。

曽根原

石井と同じく、子どもたちとの信頼関係を構築していくことや子どもたちの成長を見守れることにとてもやりがいを感じますね。何に対しても否定的な反抗期の男の子が教室に通い始めて、色んなことに前向きに取り組めるように成長したのを目の当たりにしたことに感動しました。

西川

ゲームづくりに関してなんですが、今までゲームは画面上のものという固定概念があったのが、アナログなものだったり木工だったりでも面白いゲームが出来るんだと気づくことが出来ました。自分が電子ゲームにこだわりすぎていたんだなと分かりましたね。また、子ども達と一緒にものづくりをすることは「こういう発想があるのか!」ととても勉強になりますし、仕事のやりがいとも言えるのかなと思います。

とりあえずなんでもやってみよう!とポジティブに捉えられる人が向いているかなと思います。 とりあえずなんでもやってみよう!とポジティブに捉えられる人が向いているかなと思います。

どのような方に入社してほしいと思いますか?

依田

求めるスキルや資格は基本的にはありません。ただ色々な技術を持っているからそれを教えたい、っていうモチベーションだと難しいかもしれません。我々は「共に育むこと」を目指しているので、持っているものをただ渡すというのは違うんです。共育のために柔軟に創意工夫できることが大切なのかなと思いますね。また入社後は教室のある長野に住むことになるので、長野出身の方でUターンで地元に戻って働きたいという方は理想的かもしれないですね。もちろん、事業に共感いただいた長野にゆかりがない方も熱意があれば大歓迎です。遠方の方もリモートで面接できますし、様々な出会いがあればと思います。

阿部

仲間うちで、「歌って踊れるキャラクターが欲しいよね」とよく話しています。講座中も子どもたちのやる気をユーモアたっぷりに引き出してくれるような、歌のお兄さんのような存在が来てくれたら良いなぁ。

石井

2人の話を聞いていて、確かにその通りだなぁと思いました。それに追加するならば、「出来ません」と最初から言わない人ですかね。否定から入るのではなくて、とりあえずなんでもやってみよう!とポジティブに捉えられる人が向いているかなと思います。

自分が何が得意なのか全然分からなかったんですが、アソビズムはそれを一緒に探してくれるんです。 自分が何が得意なのか全然分からなかったんですが、アソビズムはそれを一緒に探してくれるんです。

就活や転職活動をされている方にメッセージがあれば聞かせてください。

曽根原

もし応募するのを悩んでいる、自分の得意なことが分からない、という方がいらっしゃったら「大丈夫ですよ!」と伝えたいですね。私も自分が何が得意なのか全然分からなかったんですが、アソビズムはそれを一緒に探してくれるんです。「こういう業務をやってみたら?」「こういうのが向いてるんじゃない?」とたくさんパスをくれて。今まで事務の仕事しかしてこなかったのですが、逆にそれを有難がってもらえて、「自分でも役に立てるんだ」と思えました。あと、子育てとの両立もしやすいですね。

西川

東京にいた頃は、満員電車や人混みがストレスだったりしたんですが、地方というか地元で働くのっていいなと今では思えるようになりました。あと、自分は就活がうまくいかなくて凄く落ち込んでしまった期間があったんですが、勇気をもって飛び込むと社会って悪くないなっていうのを伝えたいですね。

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